トルコ旅日記

トルコ旅日記(11/9_トルコエッセイ漫画家さんにインタビュー)

今日は、「私、今トルコです」等のトルコエッセイ漫画を描かれている市川ラクさんにお会いする。日本にいた時にこの漫画に出会ったときは衝撃を受けたものだ。トルコのエッセイ漫画と言えば「トルコで私も考えた」が有名だが、それ以外にあまりない。新しいトルコエッセイ漫画が読める幸せに大感謝だった。エッセイ漫画だけでなくトルコを題材にしたストーリー漫画なども描かれている多彩な方である。その作者さんにお会いできるとはつくづく運がいい。本当に有難い。

アジアサイドでお会いすることになり、船を使いヨーロッパからアジアへ渡る。

トルコのどこが好きかと聞かれると正直に言うと困る。けれど理由の1つは海だと思う。イスタンブールはアジア・ヨーロッパに都市が跨っている。地政学的にも重要な土地で、だからこそ東ローマ帝国の首都、オスマン帝国の首都と変遷を経て今、ここにある。道を歩いているだけで、海を見ているだけで気分が高揚するこの感覚。土地の持つ力なんてものは信じていなかったけれど、この名前のつけがたい感覚をイスタンブール以上に味わえる街を、私はまだ知らない。

アジアサイドは観光地というより、トルコの日常を垣間見れる場所だ。おしゃれなカフェ、活気のある市場、そこらじゅうにいる猫(猫は観光地サイドでも沢山いるけれど)ここには人が住み、生活をしているんだなと当たり前のことだけど実感する。観光地だけど、そこに住み日常を送っている人が沢山いること。

なかなか観光旅行だけだとアジアサイドに行くことは少ないかもしれない。でもトルコの多様な面を感じたいならば、アジアサイドは必ず行くべきだと思う。

ラクさんは、美しくてでも茶目っけがあって親しみやすい方だった。漫画の事になると目を輝かせて熱く語り、トルコを好きになったきっかけとなると思わず「ええっ?」と言ってしまいそうなストーリー。「私以外にもおもしろい日本人沢山いるよ、紹介するね」昨日のKさんもそうだったのだけれど、貴重な時間を割いてこんなどこのものとも知れない小娘にお会いしてくれるだけではなく、それを応援してくれる。それも自然に、当然かというように。

だからラクさんの漫画は親しみやすい。トルコへの愛が随所随所に散らばりつつ、でも見つめる視点はラクさん独自のものだ。人の目を通して知るトルコを漫画という形で感じられること。ラクさんがトルコに引き寄せられて良かった。

また会ってお話したいなと思う。

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